2011年8月9日火曜日

ミントデザインズ ”happy mistake!”

あなたは”ハッピーミステイク!”と聞いてなにを想像しますか?

今回、わたしは皆さんご存知の『ミントデザインズ』のアーカイブ展に行ってきました。

mintdesigns EXHIBITION "ハッピーミステイク!" -パターン オン パターン 京都編-
デザイナーの勝井北斗さんと八木奈央さん。
八木さんは同志社大学出身です!   
      
今回の展示ではミントデザインズを象徴とする"Dot Dolls"や"ZigZag"柄をはじめ、テキスタイルに焦点を当てており、1体1体、強いこだわりを感じました。
特に"Dot Dolls"と蟻のレースにはその細かさに驚きました。
テキスタイルを活かすシンプルなパターン、テキスタイルをよりよく見せるための複雑なパターンなどテキスタイルから洋服のデザインを考える、というおもしろさも伝わってきます。
会場が大学構内ということもあり、ノートを片手にスケッチをしている学生さんも見かけました。
ミントデザインズの10年間の作品が混在しているにも関わらず、どこか統一感があるアーカイブ展でした。

60体ものトルソーが真っ白な空間に並ぶ姿には圧倒されます。


ここからは今回展示されていた作品の1部を紹介していきます。


今回のテーマであるハッピーミステイク!とは、ミントデザインズの物づくりにおける1つの標語です。
柄をデザインするときや、それを工場で作り上げていくとき、そして洋服の形を試行錯誤して作る過程で、
時に意図していたものとは違うクリエーションが出来上がります。
それらのミステイクの中にはデザインの意図を大きく超えて面白くなりうる可能性を持ったものがあります。
偶発的に生まれる、ハッピーミステイク!は想像力の境界を押し広げてくれるのです。
(フライヤーから引用)


このハッピーミステイク!という考え方は私達学生が洋服を作るプロセスでも起こることではないでしょうか。
実際、私もハッピーミステイク!を体感したことがあります。
自分が思い描いていた作品よりもよい作品が生まれる、こんな素敵なことはないですよね。
「失敗を肯定的に見よう」という考え方をミントデザインズのデザイナーのお二人から学びたいです。

DEZAIN MONKEYS当日にもハッピーミステイク!から生まれた作品を見ることができるもしれませんね!

Text by staff MORI
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mintdesigns EXHIBITION "ハッピーミステイク!" -パターン オン パターン 京都編-
大阪成蹊大学芸術学部ギャラリー〈 spaceB 〉
※展示はすでに終了しています

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